【テンプレートあり】商談後に送るべきお礼メールの作り方とポイント!

商談後のフォロー

商談が終わった後、ビジネスパートナーとの関係を深めるために欠かせないのが「お礼メール」です。

ただの挨拶や感謝の言葉だけでなく、今後のビジネス展開に向けた重要な一歩として、お礼メールは大きな役割を果たします。

本記事では、お礼メールの基本マナーから具体的なテンプレートまで、ビジネスで役立つ情報を詳しく解説します。

この記事で分かること
  • お礼メールの必要性
  • お礼メールの基本マナー
  • お礼メールを作成する際のポイント

最後には、メールを作成するのに役立つテンプレートも用意しているので、ぜひ最後まで読んでみてください!

商談後にお礼メールを送るべき理由とメリット

商談後にお礼メールを送ることは、ビジネスマナーとしてはもちろん、ビジネスパートナーとの関係を強化するためにも非常に重要です。

とはいえ、多忙な営業マンにとってお礼メールの優先順位は下がってしまいがち。そこでこの章では、お礼メールの必要性と、どんなメリットが得られるのか紹介します。

なぜお礼メールが重要なのかを理解することで、優先順位を上げて取り組んでいきましょう。

信頼関係を築くための第一歩

商談後にお礼メールを送ることで、単なるビジネスの取引相手から信頼できるパートナーへと関係が進展します。お礼の言葉は、相手に対する敬意と感謝の気持ちを伝えるものであり、ビジネスにおける第一印象をさらに強固なものにします。

自動化が進んでいる現代において、生身の人間が営業を行うメリットは顧客との信頼関係です。つまり、信頼構築のための小さなステップを怠らないことが重要です。

相手に好印象を与える効果

お礼メールを送ることで、商談の際の良い印象をそのまま継続させることができます。特にビジネスでは、細やかな気配りや礼儀が重視されるため、感謝の言葉一つが大きな影響を与えることがあります。

人との関わりが希薄な現代において、お礼メール1つで相手の記憶に残るかどうかが分かれることもあります。次のビジネスチャンスを広げるきっかけとしても、お礼メールはとても重要だといえます。

次回のビジネス機会につなげるため

商談後のお礼メールには、次のステップやアクションを示唆する内容を盛り込むことがポイントです。

次回の提案や打ち合わせの日程調整など、未来のビジネスにつなげる内容を含めることで、商談が一度きりで終わることを防ぎます。お礼メールがきっかけとなり、継続的なビジネス関係を築けるケースも少なくありません。

商談後のお礼メールの基本マナー

商談後のお礼メールには、相手に対する感謝の気持ちを伝えることはもちろん、ビジネスマナーとしての基本が求められます。

以下では、メールを送るタイミング、言葉使い、構成のコツについてお伝えします。

メールを送るタイミング

お礼メールは、商談が終わってからなるべく早く送るのが理想です。ベストなタイミングは、商談終了後24時間以内。

時間が経つとお礼の意図が薄れてしまうため、迅速な対応を心がけましょう。即時に感謝の意を伝えることで、相手に対する誠実な姿勢を示すことができます。

適切な言葉遣いとトーン

お礼メールは、ビジネス文書であると同時に感謝の気持ちを伝える手段です。そのため、言葉遣いやトーンには細心の注意を払いましょう。

あまりに硬すぎず、かつフランクになりすぎないバランスが大切です。「お世話になっております」「ご対応いただきありがとうございました」など、ビジネスにおける丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

簡潔で分かりやすい構成にするコツ

ビジネスメールは簡潔さが命。長すぎる文章は読み手に負担をかけるため、感謝の言葉や商談内容の振り返り、次のステップの提案といった要点を短くまとめましょう。

特に、お礼の言葉は最初に記載することで、メールの意図が明確になります。

お礼メールに含めるべきポイント

商談後のお礼メールでは、ただ感謝を伝えるだけではなく、次のビジネスチャンスのきっかけを盛り込むことがポイントです。

以下ではそのポイントを3つ紹介します。

感謝の言葉と具体的な内容の振り返り

お礼メールの冒頭では、感謝の言葉をシンプルに伝えましょう。そして、商談で話し合った内容を具体的に振り返り、相手に対して自分がしっかりと話を聞いていたことを示すことが大切です。

たとえば、「本日は貴重なお時間をいただき、〇〇についてご説明いただきありがとうございました。」といったように、具体的な話題に触れると良いでしょう。

今後のアクションやフォローアップの提案

感謝の言葉に続いて、次のアクションについて簡潔に触れます。

「次回の打ち合わせ日程について改めてご連絡させていただきます」や「〇〇の資料をお送りいたしますので、ご確認のほどよろしくお願いいたします」など、具体的なフォローアップの内容を記載します。

こうすることで、お礼メールが次のステップに繋がる役割を果たします。

相手のメリットを強調する一文を入れる

お礼メールには、相手にとって有益な情報やアドバイスを一言添えることで、さらに好印象を与えることができます。

たとえば、「ご提案いただいた内容について、私どもでも〇〇の部分をさらに活かせる方法を検討いたしました」や「ご指摘いただいた点を踏まえ、今後の改善案を検討しております」といったように、相手の提案や意見が実際に役立っていることを示しましょう。

これにより、単なる感謝を超えて、相手との協力関係をより強化することが可能になります。

商談後のお礼メールのテンプレートと例文

以下では、ここまでの内容を踏まえたテンプレートを3つのタイプごとに用意しました。

テンプレートを参考に、自分の状況に合わせたアレンジをして活用してみてください。

一般的なお礼メールのテンプレート

件名: 本日の商談のお礼

〇〇株式会社
〇〇様

お世話になっております。△△株式会社の□□です。

本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。〇〇についてご説明いただき、大変勉強になりました。今後の進め方について改めてご相談させていただければと思います。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

□□

このテンプレートは、感謝の気持ちをシンプルに伝え、商談内容に触れることで具体性を持たせています。最後に今後の協力関係を示唆する一文を入れることで、関係が続くことを意識させる構成です。

継続的な関係を築くための例文

件名: 商談のお礼と今後のご提案について

〇〇株式会社
〇〇様

お世話になっております。△△株式会社の□□です。

本日はお忙しい中、商談の機会をいただき、誠にありがとうございました。ご提案いただいた内容は非常に興味深く、今後のビジネスの展開について新たな視点を得ることができました。

次回は〇〇について具体的な提案をさせていただければと考えております。改めて日程のご相談をさせていただけますと幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

□□

こちらの例文では、相手の提案内容に対して積極的な感想を述べており、相手のアイデアに対する評価を伝えています。次回の提案や協議を示唆することで、商談の継続を強く意識させる内容となっています。

フォローアップを含めたお礼メールの例

件名: 本日の商談のお礼と次回打ち合わせのご案内

〇〇株式会社
〇〇様

お世話になっております。△△株式会社の□□です。

本日はご多忙のところ、お時間を頂戴し誠にありがとうございました。商談でお話しさせていただいた〇〇の件、早速社内で検討させていただきます。

また、次回の打ち合わせに関して、いくつか候補日をご提案させていただきます。

①○月○日(○)○:〇〇〜○:〇〇
②○月○日(○)○:〇〇〜○:〇〇
③○月○日(○)○:〇〇〜○:〇〇

上記日程にて、ご都合の良い日時をお知らせいただけますと幸いです。

引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

□□

フォローアップを含めたお礼メールの例文では、商談の内容にすぐに対応する姿勢を示しつつ、次回の打ち合わせ日程を提案しています。迅速な対応と具体的なアクションを示すことで、プロフェッショナルな印象を与えることができます。

まとめ

以上、お礼メールの作り方とそのポイントについて紹介してきました。

商談後のお礼メールは、ビジネス関係を強化するための重要なツールです。迅速かつ丁寧な対応で、次のステップへ繋げるきっかけを作りましょう。

本記事で紹介したテンプレートを活用し、ビジネスパートナーとの関係をより良いものにしていきましょう。